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神々がそっぽを向くとき

鑑定を行う方の中には

滅多に遭遇しないケースですが、

時折、神々がそっぽを向いてしまう

局面は確かに存在します。


誤解なさらないで

いただきたいのですが、

元来、神々は人を

「見捨てる」という行為を

なさらないと思います。


というのも、最初から

人を天が「所有」しているわけではないため、

見捨てるも何もないのです。


あえて表現するならば、

「通信切断」「電波微弱」(笑)

といった状態が

生じることがある、という感覚です。


私自身も何度も経験しており、

鑑定中に「し〜ん…」と

静まり返る瞬間は珍しくありません。

そのたびに思わず

苦笑いしてしまいます。


ただ、その静寂の中には、

何らかの原因やヒントが

隠されていることが多く、

そこを丁寧に分析し、

相談者にお伝えすることがほとんどです。


静かであるからこそ、

汲み取れるメッセージがあるのです。


神々がそっぽを向くときとは、

何か重要な気づきを得るべき

タイミングなのかもしれません。


「あなたの決めることでしょう?」

「あなた次第でしょう?」

「それを知ってどうするの?」

さまざまな声が

聞こえてくるような気がします。


中にはピリッと刺さるものもあります。

それは「人としてそれはどうでしょう?」という、

静かな叱責のような沈黙です。


私たちが想像するよりも

はるかに身近なことで、

神々は反応を示されます。


法を犯しているわけでもなく、

誰かに迷惑を

かけているわけでもないのに、

なぜかピリッとした

違和感を感じることがあります。


そんなときは、

私も真摯な気持ちで向き合います。


以下に、印象深い

エピソードをご紹介します。


ある相談者が「私は運がいいので…」と

笑いながらお話しになったときのことです。


運がいいからこそ、

もっとビジネスで成功できると信じており、

そのためにどうすればよいか見てほしい、

というご依頼でした。


普通ならポジティブな姿勢として

受け止めるところですが、

そのときの私はわずかな違和感を覚えました。


運がいい割に、神々は

まったくフィーバーしていない(笑)。


蓋を開けてみると、

その方は「運がいい」という言葉で、

今置かれている環境や、

ご自身のために犠牲を払い、

尽くしてくれた人たちの存在を

無意識に忘れていた、というメッセージが

浮かび上がりました。


「成功したのは

確かに運もあるでしょう。

しかし、その運を

運んでくれた要素の中には、

あなたの影となって

動いてくれた人がいたことを

忘れていませんか?」


そうお伝えしたところ、

先ほどまでの

明るい笑顔が一変し、

「私は成功して、

その人から離れたのです」と、

とても寂しげで

暗い影を浮かべられました。


恩を感じてはいるものの、

礼を尽くさず、

成功した後には

「もう必要ない人」のように扱い、

自然にフェードアウトさせてしまった。


そのことが心の棘となって、

ずっと刺さったままだったのです。


そのときお伝えしたアドバイスは、

「あのときはありがとうございました」と

連絡を取るか、

久しぶりに会って

食事に誘ってみてはいかがでしょうか、

というものでした。


後日、相談者の方から

報告をいただきました。

実際に連絡を取ってみたところ、

相手の方もとても喜ばれ、

昔話に花が咲いたそうです。


感謝と謝罪を伝えたところ、

「そんなこと気にしなくていいよ」と

一笑に付してくださったとのこと。


しかし、相談者ご自身の心は

青空のように晴れ、

前回とはまったく異なる意味合いで

「私は運がいい」と

感動の涙を流されたそうです。


みなさん、そうなると

何が起こるかわかりますでしょうか。


自分で自分の心の棘を抜いた瞬間、

人生はアナザーレベルへと

移行するのです。


人にはそれぞれペースや

成長のタイミングがありますが、

このような魂の震える癒しを経験することで、

人はもっと深い意味で

「自由」になれるのでしょう。


人はしばしば神の祟りや

悪霊のせいにしますが、

多くの相談で出会う悩みや

問題のかなりの割合は、

その人自身の内なる葛藤、

過去の傷、未解決の感情に起因しています。


私が神々を感じる理由は、

彼らがとてもフェアで、

シンプルかつ論理的に

物事の本質を見抜き、

教えを乞う者に

そっと示してくれるからです。


人間的な都合を

完全に超越しています。


人は賢いので、

さまざまな言い訳で蓋をしたり、

隠したり、忘れたりできます。


しかし前に進むためには、

いつか必ず向き合わなければなりません。


神々は、もしかすると

そっぽを向いているように見えても、

横目でいつも私たちをチラチラと

気にかけているのかもしれません。


決して悪いようにはなさいません。

だから恐れず、大事なのは素直な心です。


今日は私も、素直な心について

改めて学ばせていただきました。

ありがとうございました。

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