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時と共に生きる

更新日:2024年11月23日

この世に生まれた以上、私たちには避けられない宿命があります。

それは死。

私たちにはこの肉体を持って生きていく、限られた時間が存在します。


時とは何でしょう?

1年365日、1日24時間、1時間60分などとも言えますし、表現の仕方は様々にありますね。

「時は万人に平等」「時は金なり」「時は変わらず流れていく」などの言葉を思い浮かべた方もいるでしょう。

時は残酷だと悲観的になる時もあれば、時が癒してくれると前向きに捉えることもできます。

過ぎた時間はもう戻らない、とアンニュイな気分で夕陽を見ている方もいるかもしれませんね。


時とは不思議なものです。

人の作り上げた価値観と、私たちには及ばない「神の領域」が同時に存在しています。

時計の針が示す今日も明日も尺は同じです。

それなのに、私たち個人の中では1日1日が全く違う価値を持つこともあれば、あの人の24時間と私のは別物のように感じることもあります。


我々の先祖が残してきた叡智の中に、時について記したものも多く存在します。

それらの言葉には、時を捉える私たち人間の多様性や複雑性が表れています。

時は私たちの意識の中で相対的になり、同時に普遍的でもあるのです。


私たちには始まりがあり、終わり(区切り)があります。

そして、それを結ぶ経過の時が流れています。

この経過が直線であれば、確かに等しいと言える場合もあるのかもしれません。

しかしながら、私にとってそれは数直線上のものではなく、非常に豊かな弧を描きながら進んでいるように見えています。

どんなにラブラブカップルで同じ部屋で多くの時間を過ごしていても、この弧線はまるで違うものです。

時は普遍で一定のものというよりかは、もっと色鮮やかにとらえているのです。

豊かな時の流れは、魂の無数の可能性を示す道筋(それを運命ともいう)の間を流れていきます。

私たちはその道を探検しながら、選択・決断し、自分の人生を積み重ねています。

鑑定ではその超絶複雑な道を見ながら、お伝えできることを話しているのですね。

私の目には、一人として同じ景色を辿っていくことはありません。


魂の世界に時間の概念があるかは、私にもわかりません。

時間があるとしても、この世と同じようなものだとも限りません。

仮に死後の世界というものがあったとして、なぜ私たちの中にそれを知るものが極端に少ないのか、その理由もわかりません。

あまりに少ないのでファクトチェックもできません(笑)


ただこの世ならではの醍醐味を味わっているのではないかと推測しています。

それは重力や光、様々な元素によって作り出しているこの大いなる地球環境も影響しているに違いないでしょう。

40代を過ぎて衰えていく皮膚や体を見るたびに、なぜこの有機物を持って生きているのかも含め、生命の神秘はこの惑星の神秘そのものだと実感するのです。

この酸素量や重力ひとつとっても、ちょっと分量が違うだけで生物の形も機能も変わっていくでしょうからね!

本当にこの世界は興味深いものです。


少し話が広がってしまいましたが、このように物事の経過を経ており、時間と物質の経過や変容はなかったことにはできません。

時間の法則がそこにはあります。

たとえ灰になって私たちの目に見えなくなったとしても、そこに存在し変化した物質は目に見えないレベルで影響しあっています。

やがて変化の波が収まり静けさが訪れたとしても、この経過の上で成り立っているものなので、その平安ですら変化し続けていることになります。

精神世界、現実世界共にです。


時は私たちを含む、すべての物事が存在することの証明ともいえるのではないでしょうか。

時が過ぎていくからこそ、私たちには今を大切にし、存在したことを感じることができるのかもしれません。

たとえ誰かに理解してもらえなくても、気づいてもらえないとしても、あなたが吸ってはいたものさえ、なかったことにはならないのですから。


スピリチュアル畑にいると、「成功するのか」「お金が手に入るのか」「幸せになれるのか」などの相談が多数寄せられます。

大体その続きとしては、いつ、どこで、どんなふうにすればいいのかと質問されます。

私も若い頃はそういう質問をしておりました。

本質の質問は「今の暗闇からいつ抜け出せるか」という内容だったのだなと、後から気づきましたが。


大きくまとめて、今の自分から変化するのかということでしたら、嫌でも変化します。

成長しますかと心配する人もいますが、まあ何かやってればします(笑)

だって、時間が過ぎていくから。

どこにどのような点を打って、どのような道を辿るのか。

デザインしているのはご本人ですから、あとは共に過ぎていく時の流れと変化を楽しんでいくといいですね。

そしていつかその人生デザインは、周りの人のデザインともコラボして、周りのコミュニティとも、地球とも全てに関わり合い…。

共に過ごした最高の時間だったと思えるといいなと思います。


そのための勉強と自分にできるアウトプットを続けていきますので、今後ともよろしくお願いします。


Shinyong the Chameleon

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