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神々との相撲

私たちは時折、試練に直面します。


それは、壁を乗り越えて

次の段階へ進むときや、

新たな局面に立ち向かうときです。


その過程で、私たちは

これまでの自分を超え、

魂の成長を遂げます。


スピリチュアルな世界では、

このような変容の瞬間を

「蝶がサナギから羽化するようだ」と

例えることがあります。


しかし、この試練は時に

「なぜこんな目に…」と涙するような

苦しい局面となることもあります。


過去を振り返り、自分を責めたり、

何か悪いことをしたのではないかと

自問したりすることもあるでしょう。


それでも、そうやって内省できる人は、

魂の学びを進めていると言えます。


一方で、試練の時期に

魂の未熟さが露呈してしまう人もいます。


人のせいにしたり、感情を爆発させたり、

ネガティブな気持ちに

支配されたりしてしまうのです。


このような試練の時期こそ、

魂の成長の好機と捉えるべきです。

決して腐ったり、

闇に沈みっきりになってはいけません。


それはチャンスに対して

リスペクトがないと

捉えられるかもしれません。


力不足を感じ、

後日改めて勝負をすることがあっても

せっかくの成長への道筋を

断たないようにしましょうね。


大きな父親が小さな息子を相手に、

何度も投げ飛ばしながら

鍛える光景を想像してください。


「本当に強くなりたいのか」

「鍛えてやるぞ」

「諦めるな」と、父親は

心の中でそう思いながら、

黙々と投げ続けます。


息子は鼻水を垂らし、

涙を流しながらも、

歯を食いしばって立ち向かいます。


少し古風な例えかもしれませんが、

自然界にも、見えない世界にも、

このような厳しさが存在します。


もし今、あなたが

そのような局面に立っているなら、

それは神々との「相撲タイム」

なのかもしれません。


そして、知っておいて

ほしいことがあります。


時が来れば、

たとえ力の差があっても、

父親は息子に

負けてくれる覚悟を持っています。


つまり、あなたが

勝つための勝負なのです。


ただし、軽い気持ちで臨めば、

いつまでも投げ飛ばされます。

真剣に取り組む姿勢が大切です。


もう一つ、

重要なことをお伝えします。


この相撲の間、

他の存在は決して介入できません。

魔の存在でさえ、ただ見守るのみです。


ヤジを飛ばすことはあっても、

あなたが諦めたり逃げたりしない限り、

誰もこの神聖な土俵に

踏み込むことは許されません。


この勝負がいかに神聖で、

深い愛に満ちたものであるかを、

どうか心に留めておいてください。


この成長の間、

誰にも邪魔されないように

計らってくれているのです。


先日、私のもとに初めて

アメリカ人の相談者が

紹介されました。


これまで間接的に

さまざまな方と関わってきましたが、

本格的なカウンセリングを

希望されるのは初めてです。


彼女の鑑定はこれから始まります

(英語に挑戦です…)。

彼女もまた、神々との相撲の

タイミングを迎えているようです。


しかし、先に述べた通り、

この勝負の結末は見えています。

とはいえ、結果を事前に

伝えることはありません。

私は戦う前の知恵を授けるだけです。


これは神々からの

相撲の申し入れであり、

神聖な勝負の前に

砂をかけるような行為は

許されません。


一度始まれば、タオルを

投げることもできません。

彼女の人生は、

彼女自身の手に委ねられています。


私はこのタイミングで、

彼女の守護存在に呼ばれたのだと

感じています。


相撲の前に、彼女に少しでも

「餅」を食べさせ、

力を与えてほしいという

願いなのでしょう。


どのような縁があって

私にこの大役が託されたのか、

楽しみでもあります。

この務めを、しっかりと

果たしたいと思います。


あなたの人生にも、

こうした裏の物語があるはずです。


一人の能力者の戯言と笑わず、

どうかこの深い愛を

忘れずにいてください。

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