欲を否定しては生きていけない
- Shinyong the Chameleon
- 15 分前
- 読了時間: 3分
先日、22名の友人たちをご招待し、
高野山にて仏式の結婚式と夫の還暦祝いを無事に執り行いました。
たくさんのお祝いメッセージをありがとうございます。
一生忘れられない、愛に溢れた会になりました。
詳しいエピソードはブログで
少しずつ綴っていきますので、どうぞお楽しみに!
セレモニーを担当してくださったお坊さんは、
興味深い経歴の持ち主で、
目がキラキラと輝く素敵な方でした。
浄土真宗の家に生まれ、クリスチャンの大学に通い、
バックパッカーとして広い世界を見た後、
高野山に辿り着き、真言宗のお坊さんになった方です。
ご自身も私たちと同じように
結婚式を挙げられた経験があり、
細やかな心遣いで素晴らしいサポートをしてくださいました。
朝、到着時に打ち合わせを兼ねてお話しした際、
印象に残った言葉があります。
それは、「欲を知る・受け止める」という言葉でした。
「欲がなければ、生きていけない。」
私たちはどれだけ自分の欲を知り、
受け止めながら日々を生きているでしょうか。
「欲深い」と簡単に切り捨てたり、
自分を責めたりするのではなく、
むしろ自分の欲をしっかりと知るべきだと。
ただ漫然と生きるのではなく、
自分の欲と向き合うことが大切な習慣なのかもしれません。
旦那さんの還暦のお祝いとして、
私はアメリカの狩場のあるクラブで二人きりの旅行を計画していました。
ところが旦那さんが
「高野山で結婚式を挙げて祝おう」と言ったとき、
正直、私は「この人、何を言ってるの?(笑)」と戸惑いました。
式の準備でも、
私は「いいよ、そんなにしなくても」と遠慮がちでした。
結婚は2回目だし、一度は失敗しているし、
皆さん遠くから来てくれるし、あまり面倒をかけたくない…
そんな気持ちでした。
ところが、私が遠慮するたびに、
旦那さんはどんどんオプションを追加していきました(笑)。
入籍7年目、2025年6月1日は数秘で「7」、そして令和7年。
この日は、空海が持ち帰った
宿曜経の占星術で選んだ、私たちにとって幸せな日でした。
私は自分の「幸せになりたい」という欲に、
背を向けていたのかもしれません。
自分自身を深く知ろうとしていなかったのだと気づきました。
友人たちは、双方の友人の垣根を越え、
世界中から集まってくれました。
さらに、サプライズまで用意してくれて。
ああ、こんなにも楽しそうに、
私たちを大好きでいてくれる人たちに背を向けていたのだと気づきました。
無条件の愛を見せられ、
「こんな友だちが欲しかった」と心の底から思い知らされました。
メイクも気にせず、
ハンカチがびしょびしょになるまで泣きました。
なるほど、式を前にして「見えなくなる」わけですね(笑)
(前のブログ参照)。
そのほかにも、オラクル勉強会の皆さんが
私のためにカードを引いてくれたり、
温かいメッセージをメールで送ってくれたり。
欲とは、ものを手に入れることではなく、
その先にある「満たされる状態」を認識することなのかもしれません。
欲しいものを追い続けるだけでは、いつまでも追い求めるだけ。
自分が満たされることの奇跡に、胸がいっぱいになりました。
祝ってくれる全ての方に、心からの感謝を。
ありがとうございます。
今日はここまで。
またね。
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