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「本当の自分に会いたい」

「覚醒したい」

「自分の使命を知りたい」

「私の人生は何のためなのか知りたい」


このように鑑定に訪れる方は

多くいらっしゃいます。


その気持ち、よくわかります。

なぜなら、私も同じように感じている一人だからです。


これらの質問は、総称して

「私とは何か知りたい」

「本来の自分が何なのか知りたい」

という、自分に向いたベクトルであることは間違いないでしょう。


自分を知る方法はたくさんあります。

占星術や四柱推命などの占いは、

生まれた日時から導き出される情報で、

自分についての洞察を深めることができます。


また、職業適性やパーソナリティ診断もあります。

MBTIテストは特に有名ですね。

無料でできるものも多く、

エンタメ感覚で試してみるとよいでしょう。

意外と良いアドバイスが得られ、

自分を内省する良い材料になると思います。


占星術などの占いは、元となる個人情報(生年月日など)

が固定されているのに対し、

パーソナリティ診断のようなアンケート方式では、

時間の経過や成長、経験によって結果が変わることがあります。


試しに私もテストしてみたところ、

4年前はINFJ-T型でしたが、

今はINTJ-T型と診断されました。

ちなみに、当時も今回も、何度やっても同じ結果でした。


占いや診断は、もちろん根拠に基づいていますが、

あなたの細部や人生を決定づけるものではありません。


私自身、運命のレールをそのまま

歩んできたわけではない(はずです)。

パーソナリティ診断だって、

経験の積み重ねで変化しているでしょう?


ただ、こうした診断は、

自分の性質と向き合うためのとても良い材料です。


私は宿曜占星術では「翼宿」、

いわゆる「高徳宿」と呼ばれる、

強い上から目線な性質を持っています。

優れたリーダー気質でもありますが、

つい人にも厳しくなりがちです。

これは、MBTIのパーソナリティ診断でも同じことが言われています。


紫微斗数もそう、

数秘術では33(6)という、

まるで「変態の申し子」みたいな結果が出ます。


ところが、そんな強い性質を持ちながら、

日本人として生まれたことが、

良い意味でも悪い意味でも作用しました。

素直に運命や本来の性質に従わず、

逆行するような学生時代を過ごしたのです。


「出る杭は打たれる」だけではなく、

自分の頭も石橋もぶっ壊しながら歩んできたので、

人に厳しいだけでなく、

高徳宿の悪い面

―自分を棚に上げて人に指図する―

のようなことは戒めとして避け、

自分にも徹底的に厳しくすることを心がけてきました。


おかげでM気質も持ち合わせ(笑)、

どSに仕上がった現在に至ります。


皆さんはどうですか?


今年でゾロ目の44歳になりますが、

今年は特に、自分の知らなかった一面を

また再認識しています。


どの占いやパーソナリティ診断でも、

私は「人間が苦手」「コミュニケーションに難あり」

「人間関係に問題が生じやすい」「孤独」とあります。


周囲の人は「そんなことない!」

「Shinyongさんは社交的!」と言ってくれる方が多いです 。

(本当にありがとう!)。

「優しい!」とも言われますが、

客観的な分析で見ると、ちょっと違うようです。


ということは、少し無理をしていたのかな…。

修行のように頑張ってきたのかもしれません。

高飛車な翼で飛びたくなかったから。


これからは、自分の性質や運命、流れを

少しずつ自分の道に取り入れて、

いろいろな活動をしてみようかな、と思っています。


私はよく自分の判断で痛い目に遭ってきたので、

今は人によく相談したり、意見を聞いたりします。

それもおすすめですよ。


同窓会とか、ありますよね?

幼少期を知る人に「自分ってどんな子だった?」と聞くのは

とても良い機会です。


数年前、育った沖縄に帰り、

恩師とランチをしたとき、

その時の私の描写に驚かされました。


覚えていないようなことを先生が話してくれて、

目から鱗でした。

隣で聞いていた旦那さんもびっくりしていましたよ。


私は、校歌を作っていました。

もちろん「みんなで」作ったのですが、

私が「自分の歌詞とみんなの

アイデアを合わせたい」と言って、

みんなの歌詞から良い部分を抽出し、

音楽の先生とメロディを作り、

クラスメイトと分担して歌詞を書き、

立派に書道で書いて、木版を作って彫ったそうです。


みんなが帰った後も、

放課後、筆と墨汁で汚れながら校歌を書き、

黙々と彫刻刀で彫ったそうです。


今でもその校歌は学校で歌われ、

作詞作曲は当時の同期の卒業生となっています。


この一連の話は、

私自身を見つめ直す良い機会になりました。

子どもの頃の私は、

一体何を考え、何をしようとしていたのだろう、と。


皆さんもぜひ、

素の自分を知る機会を持ってみてはいかがでしょうか。


そのとき「使命」や「覚醒」、

「前世はお姫様だった」なんて豪華な話にこだわらず、

まっさらな気持ちで向き合ってみてください。


それがどれだけ感動するか…。

あなた自身しか知らないタイムトラベル、

ぜひお出かけください。


では、良い春の日を。

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