夢の中で占術者とバトル(笑)
- Shinyong the Chameleon

- 10 時間前
- 読了時間: 6分
別にストレスが
溜まっていたわけでもないのですが、
何か心の中に
引っかかっていたのでしょうか?
盛大に叫びましたね(笑)
今日はそんな夢の話をします。
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取材をしたいというので、
待ち合わせのカフェに向かいました。
インタビュアーの男は、
少し前の「渋谷系」から
「六本木系」で武装したような、
おしゃれで気取った雰囲気を
まとっていました。
正直、苦手なタイプではあったものの、
丁寧に挨拶を交わし、席に着きました。
媒体はしっかりしたところだし、
大丈夫だろうと思っていたのです。
早速質問がありましたが、
普通の質問が続き、
私の鑑定が巷で話題になっていて、
多くの方々に支持されているという内容でした。
男は気持ち悪いくらいに
私を褒め称え、
気持ちのいいことばかり
言ってくるので、終始、
紅茶を飲みながら俯き加減で
冷静に回答していました。
すると、突然、
予想外の質問が飛んできました。
「あなたは以前、
こんなことをおっしゃっているのですよ。」
用意していたメモを取り出して、
男は少しニヤついて、
メモを読み始めました。
「なんでしたっけ〜…
あ、『占星術では人を救えない。』って。
それなのにどうしてあなたは
鑑定をしているのですか?」
思わず「それがどうした?」と
言いそうになりましたが、
普通に答えます。
「占星術も大事な人間の知恵です。
この世を知る一つのツールだと思っています。
そうしたツールは
占星術以外にもたくさんあります。
だから占星術が全てではない、
という意味で言ったのでしょう。
私の意見は今も変わっていません。」
すると男は、
「あなたは占星術に基づいた
セオリーやデータを
無視した鑑定をしていると
いうことですか?」
「誰がそんなことを
言っているのですか?
私のクライアントですか?」
そう返すと、男は少し
困ったような表情を浮かべ、
それからまた少しニヤつきました。
「無視しているのではなく、
占星術のデータだけに頼った
鑑定ではないことは
間違いありませんね。」
「それはなぜですか?」
「私が、占星術に人を
当てはめた鑑定を
したくないからです。
人にはそれぞれの道があり、
一つとして同じものはないからです。」
「だそうですよ〜。」
男はニヤニヤして、
後ろのカウンター席を見やりました。
黒い艶やかなショートボブの、
30代後半と見られる
色白の美人女性が
こちらに視線を返しました。
瞬間的に、この女性が
私に良くない印象を
持っているのがわかりました。
「この方はうちの雑誌で大人気の
星占いコーナーの先生で…
TVにも出演されているので、
ご存知でしょう?
読者の希望もあって、
本当は対談してもらいたかったのですが、
先生が、まずはどんな人か
知りたいとのことだったので…」
男は一層ニヤついた顔で、
楽しんでいるように言いました。
「品定めってことですね。」
「いえいえ、
そんなつもりではないのですが。」
すると、女性が腕組みをして
割って入ってきました。
「あなた、古代からの知恵を
リスペクトしていると言いながら、
結局は否定しているのではないですか?
占星術は立派な統計学です。
私は、社会的に起きることも
占星術で分析し、それが当たるから
人々に支持されているのですよ。」
「社会的な流れを知るのに
占星術は立派なツールだと思っています。
人は同じことを繰り返す傾向があるし、
社会も同様だと思います。
その分析を広く共有されているのは
素晴らしいことだと思います。
ただ、予言のように『当たる』『当たらない』と
騒ぐものではないとは考えています。」
女性が苛立ちながら、
「あなたがそうしたことを
言い出したから、
私のところにも、
アンチコメントやら
知ったような『ご意見』が
届いて大変なのよ。
いい? この世の流れは決まっているの。
人の人生も決まっているの。
それが全部、星に書かれているの。」
と、圧をかけてきました。
「言い出したのではなく、
ずっとそう言い続けてきました。
星のアドバイスも、
他の学問知識も多く
参照している次第です。
星に全て書かれているようでしたら、
そのように生きる方は
そうされたらいいですよ。
占星術をまとめたのも
結局、人なのですから。」
続けてはっきりと
私は言いました。
「そもそも、あなたと私の
占星術への見解も
使う目的も違う。
私は、無数に存在する
可能性を探求し、
人々が自分らしい人生を
選択できるようにサポートしたい。
でも、決めるのは人であって、
星ではない。
あなたはあなたの道を行けばいい。
それに間違いはあっても、
正解はないのだから。
私の道とは距離が遠いので、
もう会うことはないでしょう。」
インタビュアーの男に一瞥し、
席を立ったとき、
女性が笑い出して、
追い討ちをかけるように
大声で言いました。
「あなたとあなたの取り巻き、
何て言われているか知ってる?
『教祖と信者』よ!
笑っちゃうわ。
あなたは間違っている。
もういっそのこと、宗教でも始めたら?」
「私のところに来る方は、自分の力で考え、
自分の道を歩んでらっしゃいます。
あなたがあなたのファンに望むように
崇拝したり、もてはやしたりはしません。
私の八常を理解して、尊重しているだけです!
人のことをとやかく言われる覚えはない!
どちらが正しいかなんて、
天は興味も持っていないでしょうよ。」
そのまま振り向かずに
カフェを出たところで起きました。
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まず、この「八常」とは、
自分が大事にしていることを
まとめた8つの項目を指しています。
実は、夫婦でそれぞれに
作成しているのですが、
夢に出てきたので、
なおさらしっかりと
作成しようと思っています。
朝起きて、コーヒーを飲み、
お勤めを終え、
一息ついたところに、
私の人生に大きな言葉をくださった
映画監督が亡くなった知らせを、
ご子息でありスタッフさんからの
メールに気づきました。
ああ、そうか。
「人だよな。」
監督が教えてくれたのも、
やっぱり人でしたし、
今日の夢も、
私は人を見ているんだな、と。
そして、それでいいんだ、と。
まだ「ご冥福を〜」なんて
言葉は口にしたくありませんが
ご遺族の悲しみと
故人の魂が落ち着かれるよう
祈ります。
49日の感謝の祈りを
捧げると決め、
このまま、私の道を
歩んでいこうと
改めて思いました。





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