シェアは「分け与える」だけではない?!
- Shinyong the Chameleon

- 9月6日
- 読了時間: 5分
少し風邪を引いたつもりでいたのですが、
なかなか回復せず、
Urgent Careという緊急外来を受診したところ、
COVID-19に感染していることが判明しました。
流行当初とは症状が大きく異なり、
気づかなかったのです。
熱はなく、代わりに吐き気があり、
前回のように喉が鋭く痛むこともなく、
軽い不快感程度でした。
現在は回復に向かっています。
旦那さんも無事です。
Xやメールでお見舞いの
メッセージをいただき、心より感謝申し上げます。
さて、そんな中でも夢を多く見るため、
休息しているのかどうか、
苦笑いするばかりです。
その中で、興味深いメッセージを
受け取ったのでご紹介します。
「Share(シェア)とは、
分け与えることだけではないよ。」
心が美しい方や努力家の方は、
成功した際にその成果を周囲と
共有しようとする傾向があります。
私もその一人です。
「たくさん幸せになって、
幸せを振りまきます!」と、
かつて明るく、ニコニコと
祈っていた時期がありました。
しかし、いざ実践しようとすると、
何をどう共有すべきか迷い、
具体性に欠けることが多々ありました。
皆さんもそんな経験はありませんか?
「たくさん幸せになる」という状況や、
共有するものを具体的に
イメージしようとすると、
どこか現実離れしていたり、
的外れな結論に至ったりします。
実際にやってみたところで、
自分の意図が周囲に伝わらず、
「ただ楽しかっただけでは?」と感じたり、
せっかくの機会を無駄にしたような
後悔に苛まれることもあります。
「結局、自己満足だっただけか」と
反省することもしばしばです。
咳やだるさに悩まされながら
横になっているとき、
そんな思いがよみがえり、内心
「もうやめてくれ、
何も考えさせないでほしい」と
願ったほどでした。
そんなときに、
「Shareの概念が少し違うよ」と、
突然メッセージが届いたのです。
「あなたたちは
一生懸命尽くそうとする。
与えようとする。
でも、その視点が少しズレている。」と。
鼻が詰まり、口で息をしながら
「すみませんが、こんな状態なので
手短にお願いします」と伝えつつ、
耳を傾けました。(傲慢…)
この種のメッセージは
一瞬で消えるため、
逃さないよう注意を払います。
しかし今回は優しかったです。
(ありがとう…)
「Shareするとは、
まず自分が何をどれだけ
必要としているかを的確に判断すること。
それが始まりだよ。」
朦朧としながらも、ベッドの中で
「確かに!」と目を見開きました(笑)。
「たくさん幸せになる」というのは
願望であり、不確かな状態です。
満たされていない状態から
何かを生み出そうとしても、
具体的なイメージを描くのは
難しいのかもしれません。
何を得て、どう満たされたのか、
自分の「取り分」を明確にし、
そこから共有するものを選び出す。
それも「的確に」。
過剰に取り分を設定しても、
過少に設定しても、判断を誤り、
道を見失います。
「足るを知る」精神が
ここで活きてきます。
「願望を明確にイメージする」という
言葉はよく耳にしますが、
果たして私たちは自分の取り分を
どれだけ明確に設定できているでしょうか。
多くの場合、「あればあるほどいい」と
漠然と考えがちです。
その状態で
何を共有できるというのでしょう。
このメッセージは、
そんな指摘だったと受け止めました。
よくオラクルカードで
「あなたの欲しいものは何ですか?」という
質問に戸惑います。
「あれもしたい、これもあったらいいな」と
願望は膨らむものの、心から欲しいものが
わからなくなることもあります。
「私は一体何がしたいんだ?」
そんな状態では、幸せの共有どころか、
悩みの共有になってしまいます。
以前のブログでも触れましたが、
私たちはすでに多くのものを持っています。
それでも、自分に与えられたものや、
本当に必要なものが何か、
願望ばかりが膨らんで
見えていないのかもしれません。
「自分の取り分を測る
練習から始めましょう。」
そう言って、優しく天秤を
置いて、その存在は去りました。
その天秤に「これくらいでいい」と
置いてみると軽すぎ、
「こんなこともできたら」と置くと
重すぎて傾きます。
「ええい!難しい!」と
鼻水を垂らしながら、
夢の中で天秤と格闘しました。
すると、突然、北京ダックのような
大きな鴨料理がドンと現れ、
「食べなさい」と書かれた札が
添えられていました(笑)。
普段だったら、むしゃむしゃと
食べるのに
食欲がなく吐き気もあったので
躊躇しましたが、
「体力をつけないと」と、
ソースのついていない胸肉を
少しだけ天秤に置くと、
「チ〜〜〜ン!」と音を立てて
天秤が均衡しました。
小さな地蔵みたいな子たちが
喜びの声をあげて
料理を持っていきました。
次に、豪華なビーチリゾートの
カタログが現れ、
「バカンス先を決めなさい」と書かれた札が
付いていました。
カリブも魅力的、南仏も素敵だけど…。
最近は夫婦で疲れているから、
移動が少なく、静かに自然を
堪能できる場所がいい。
そう考えて選んだ部屋を
天秤に置くと、
また派手に「チ〜〜〜ン!」と
均衡しました。
今度は浮き輪をかぶった
小さな地蔵たちが、
残りの選択肢をかついで持っていきました。
「なんだ、簡単じゃないか。
選択肢さえあれば。」
すると、天秤がスッと手前に寄ってきて、
「これから何を秤にかけるかだよ」と
語りかけてきました。
「ないものを秤にはかけられないよ」
そこで目が覚めました。
断捨離が上手に進んでいる方や、
選択が得意になったと感じる方は、
このメッセージを考えてみると
面白いかもしれません。
「Shareするとは、
まず自分が何をどれだけ必要としているかを
的確に判断すること。」
確かに、そこから皆と
共有できるものが
見えてくるのかもしれません。
みんなで食卓を囲んで、
色とりどりのサラダや
オードブルを回して食べていくように
この世界も回っているのかもしれませんね。





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